人間はとても面白い生き物です。
それぞれがそれぞれの意思を持ち、性格があり、能力差があり、名前があり、日本や他先進国でもマイナンバー制度で番号で個別管理され、完全に『個』として扱われています。
それでも、人間には個を主張しつつも無意識に抗うことができていない心理的な特徴がたくさんあります。
そんな面白くも、知っているかいないかで日常が変わるような心理学10選をご紹介します。
タイトルにも書いた通り、心理学に興味をもってしまうこと間違いなしなので、時間がない人は閲覧しないでください。
目次
- 思い込みの力
- 人は話し方や口癖で性格がわかってしまう
- 親近感が一気に深まる方法
- 性善説を信じたいのに…
- 結局人の判断基準は見た目
- ダイエットをしたいのなら…
- 相手と会話している時は、相手のある箇所に注目!
- 集団になればなるほど手抜きが見受けられるわけ
- 意志や精神は鍛えられない…は嘘?…
- キラキラネーム(DQNネーム)は親からの最悪の贈り物?
- 終わりに…
思い込みの力
皆さんは【プラシボ効果】をご存知でしょうか?
初めて聞く方もいらっしゃれば、少し有名な心理的効果なので聞かれたことがある方もいらっしゃるかと思います。
【プラシボ効果】とは「これは薬だから、効果がある」とゆう思い込みを前提として、特に効能がない薬だとしても実際に効果が出てるような錯覚を起こすことを言います。
それこそ、なぜか実際に効果が出たとゆう事例さえあるほど強力な思い込みの心理です。
米国ではその思い込みの力で頭は良くなるのかどうかを学生を使って実験しています。
「これを飲めば頭が冴えてくる」と伝え全員に同じドリンクを用意。しかし半分は価格を高めに設定したラベルを貼っていたのに対し、もう半分は安い価格のラベルを貼って飲ませてみました。
そしてその後、どちらのグループにもワードパズルを解かせてみました。
すると、安いドリンクのグループが平均して6.75ほどのパズルが解けたことに対し、高いドリンクのグループは平均して9.7ほどのパズルが解けてしまったようです。
このことから、人は思い込みで実力以上の能力が発揮されることがわかりました。
ほとんどの人はドリンクを飲むなどのきっかけがあって、思い込みの力で飛躍的に能力アップすることがあるのですが、すごい人は自分の言った言葉だけでそう思い込ませ、飛躍的に能力を上げる人もいるようです。
この思い込みの力、実際にいい方向に利用できればすごいことなのですが、悪用して詐欺や宗教まがいなことをしてしまう人も残念ながらいます。
日常生活やビジネスで活用する際は悪用しないよう注意してくださいね。
人は話し方や口癖で性格がわかってしまう
生き物の性格とゆう概念、本当に不思議ですよね。
犬や猫だけみても、人懐っこいのもいれば中々懐かないのもいて、だらだらゴロゴロしてるのもいれば、活発に走り回ってるのもいる。
それは当たり前に人間も同じで、十人十色性格が違います。
私も人の親で、子供たちを同じような環境で育てているつもりですが、やはり兄弟によって性格が全然違うことにいつも疑問を抱いています。
しかしそんなバラバラな性格でも、話し方や口癖で共通している性格がわかることが判明しています。
例えば、ビジネスの場だけではなく日常でも「難しい言葉やカタカナ言葉をやたらと使いたがる人」っていますよね?
そのような人は自分を知性的に見せたい、自分の能力以上に知的な印象を周りに与えたい人が多いようです。
中には自分の実力に自信のない、コンプレックスの裏返しの人もいるようですが。
日本語訳で理解とゆう意味の『understand (あんだーすたんど)』とゆう言葉があります。
他人に本当に理解させたいのであれば、under (下)、stand (立つ)。
相手の目線・立ち位置まで降り立って説明をすることが大事と言われています。
本当に知的で頭のいい人は、ここを理解して誰もがわかるような言葉で話をしている方が多いです。
もしも自分が口癖のように難しい言葉を日常から使用していた場合は、改めてみましょう。
他にも、これは最近の若い人の話し方の傾向によくあるみたいなのですが、「XXX、”みたいな?”」「”なんか”XXXだよね」「XXX”っぽい感じ”」と、語尾や枕詞にいちいち無駄な言葉を付け加える人がいます。
このような傾向は、自己主張を苦手として話を断定せず、あいまいに濁したい人に多いようです。
僕の周りにもいつも無駄に「なんか面白いよね?なんかわかんないけど」「XXみたいな感じ…みたいな?」「それXXっぽい感じする気がする、なんかそんな感じだよね」とか「どっちだよ!」とツッコミをいれたくなるような話し方の人がいます。
その人は確かに、いつも話をあいまいに濁し、逃げ道を探していたり、相手に責任をなんとか押し付けられないか策略している傾向が見受けられます。
このような話し方をしている人は、もし違ってもイメージとしてそう捉えられかねないので、話し方を改めた方が周りからの信頼や評価が変わるかもしれませんね。
他にもたくさんの口癖でわかる心理的傾向があるので、いくつかまとめておきます。
自分がどのタイプなのか?身近なあの人はどんなタイプなのか?
面白おかしく知っていただいたり、また、改善した方がいいところは改善するキッカケになれば嬉しいです。
「だから」「つまり」が口癖 | 自分が一番正しいと思っている人に多い。自己心酔型 |
「一応」「とりあえず」を頻発 | 自分に自信がない表れ。断定的な話を私することが苦手。自分に責任の所在がないようにするための防衛反応。 |
「昔は(あの頃は)よかった」 | 団塊の世代や過去に何かしらの功績を残した人に多い。現実逃避型 |
どんな人にも敬語で話す | 他人に壁を作っている。自分を守ろうとする防衛本能。(ちなみに僕は仕事ではこのタイプ。必要以上に距離を縮めないためと、説教や言い合いで言動を柔らかくするため) |
「しかたない」「しょうがない」 | 自分を慰めたい、自信がない人に多い。何かをする時の逃げ道作りで「XXだからしょうがない」と言い訳を作る。逆に失敗する確率が高いと思わせ、そんな中でも成功したのだ!と、功績を大きくみせるために使用する人もいる。 |
親近感が一気に深まる方法
僕のブログはどちらかと言うとビジネスマンやフリーランスの方が読んでいるかと思いますが、中にはまだ学生の方もいるかと思います。
ビジネスマンであれば部下の仕事・人物としての育成やチームのコミュニケーション作り、学生であれば友人とのコミュニケーションに悩まれている方も多いかと思います。
そんな方達の悩みを解決する方法として、【馬鹿げたことを一緒にやる】とゆう方法があります。
人は固い表情で黙々と一緒の空間にいるよりも、側から見たら馬鹿みたいに感じることを一緒にやることで、かなりの親近感を覚えることが、米国の大学の実験でわかっています。
ですので、例えばビジネスの場でチームでの実績をあげることが求められている場合、個々で動くのではなく、やはり団結力が高くお互いを信頼しているチームが実績を上げやすいでしょう。
ですので、休憩中に少しゲームをして遊んでみるとか、仕事の話は一切抜きにしてご飯や飲みに行ってみるとかして、少し馬鹿げたことをしてみると親近感は一気に深まります。
今はこのご時世なことや、昔よりも飲み会の機会が減っていることもあるのですが、飲み会はコミュニケーション作りには結構最適なのかもしれません。
お酒が入るとみんなバカになってしまうので。
美味しいご飯を食べながらだとポジティブになり活発な意見が出たり、良質なコミュニケーションをとれる『ランチョンテクニック』とゆうものがあり、それもプラスしてやってみるとチームの親近感は爆上がりです。
学生ですと、社会人よりはバカなことはしやすいですね。(法に触れない程度に)
勉強ばかりではなく、面白い企画をたててYouTubeやTikTokを投稿してみたり、日本一周とか企ててみるのもいいかもしれません。(コロナもあるのでおすすめはしませんが…)
馬鹿ばかりしていた小・中学生の頃の子供心は、大人になるとどんどんなくなっていく。もしくは馬鹿をしたくても羞恥心が勝ってしまうようになりますが、世にゆう成功者の方々やカリスマ性の高い人の多くは、誰かと馬鹿なことをしていたり、好きなことをとことん楽しみ周りを魅了し惹きつけながらすごいことをやり遂げています。
良質なコミュニケーションのためにも、人生をもっと笑って楽しむためにも、たまには誰かと馬鹿なことをすることはいいことかもしれませんね!
性善説を信じたいのに…
『性善説』と『性悪説』とゆうものがあります。
『性善説』は、戦国時代の儒者である孟子が説いており、人の本来の性質は【善】である。つまり、元々から悪い人はいないよね、心清らかだよ。とゆう意味。
それとは逆の意味に捉えられがちの荀子が説く『性悪説』は、実は人間の善を否定するわけではなく、元より備わっている人間の強い欲望は、放置していたら他人との欲望とぶつかり合い、争いが起き、混乱が巻き起こる。だから元々何もしなければ人は悪に進んでしまうから『性悪』で、善にするために作為的に規制しないとね。ってことなのです。
この『性善説』と『性悪説』は今でも色んな議論が交わされていますが、実はやはり『性悪説』が強いのではないかと思える実験結果があります。
米国のユタ大学が行った、明らかな万引き犯を見つけたら人は通報するかどうかとゆう実験があります。
万引きが犯罪であり、店側には多大な被害が出るので通報したほうがいいことは明らかなのですが、実は明らかに万引きした現場を見たとしても、通報しない、もしくは見ていないと嘘をつく人が7割近くいたとゆうことがわかりました。
特に男性より女性の方が通報する割合が少なく、通報する人は2割にも満たなかったらしいです。
これは「悪い行いは通報する」とゆう善ではなく、「悪い行いを見たが、事件に巻き込まれるのがめんどくさい、当事者にはなりたくない」とゆう欲望の悪の面が勝ってしまっていることの証明になります。
そのような現場に遭遇したことがないのでわかりませんが、確かに犯罪の現場ではなくとも、それを誰かに伝えれば、注意すれば、その人や周囲の人は助かるよね。って場合でも、見てみぬフリをしてしまったことがあります。
人が『性善』の立場でいたいなら、やはり荀子が説くように周りの人の作為が必要なのかもしれませんね…。
結局人の判断基準は見た目
『人は見かけによらない』とゆう言葉、ほとんどの人が使用したことがありますよね。
こんな人がこんなにすごいことを…?と自分の目を疑うような体験をしたことがある人も多いかと思います。
かく言う僕の知り合いにも、見た目はどうみてもその辺にいるただのおっさんなのに、資産うん億の不動産王がいます。
人をみかけで判断して謝った言動をしてしまうと痛い目にあうこともあるので、相手の中身をしっかり見極めたいですよね。
ですが残念なことにも、我々人間は見た目で人を判断することが圧倒的に多い事実があります。
【ドレス効果】とゆうものをご存知でしょうか?
「この人は立派な服装をしているからすごい人だろう、言うことを聞いておこう」
「この人はみずぼらしい服装をしているな…大したことないだろう」
といったように、人間は無意識に人の服装に権威性を感じ、従うかどうかを決めることを行なっています。
米国ユダ州の大学で、ある人に対して交通費の小銭を恵んでほしいとお願いをする実験をしました。
お願いをする役目の人には3パターンの服装を用意。一人はみずぼらしい服装、一人はスーツスタイル、そして最後に消防士の格好です。
そして実験の結果、みずぼらしい服装の人のお願いは半数以下の人が、スーツスタイルの人はちょうど半数ほど、消防士の人は8割もの人が言うことを聞いてくれたとゆう結果になりました。
その辺のおじさんが健康に関して説くよりも、医師の格好をした人の方が信じようと思うように、海パンでプールサイドに立っている人よりも競技用水着を着ている人の方が速く泳げそうと思うように、結局のところ人は見た目(服装)などで、相手がどんな人物なのかを判断しているようです。
ですので、ビジネスの面ではどんなにすごい人でも、服装がみずぼらしければ初対面の相手から信用されませんし、日常でもシンプルなTシャツにデニムよりも、ジャケットに白シャツ・スラックスの方が権威性を感じやすくなります。(時と場所にもよります)
より知的に見せたい場合、眼鏡をかけることは有効性があることもわかっています。
最終的に判断の材料として人の内面が大切なのですが、人は見た目から判断する場合がほとんどです。自分の見た目にお金や時間をかけることは、相手の信頼を得やすくするためにも必要な努力だと言えます。
自分を磨くためにも、服装や美容に気を使うことはかなり有効的かもしれませんね。
ダイエットをしたいのなら…
皆さんはダイエットに取り組んだことはありますか?
女性の方は、痩せていたとしてもダイエットを続ける美意識の高い人も多いでしょうし、男性でも細マッチョになりたいがために体をしぼったり、ビルダーの方は筋肉を維持・増大しつつも、自分に鞭を打ち食事制限をされている方も多いかと思います。
肥満の人のほとんどの原因が、過度な食事と運動不足です。
その中でも暴飲暴食をしがちな方には、食事をする場を変えることをおすすめします。
カナダにある大学で、色んなトッピングがされてるクラッカーを用意し、生徒に好きなだけ食べていいですと伝えて様子をみる。とゆう実験をしました。
ただし、同性、または異性のサクラ(仕掛け人)を用意して、その人と一緒に食べるのです。サクラは毎回食べる量は決められていたようです。
その実験で、男性でも女性でも、異性の相手といると食べる量が減るとゆうことが判明しました。
男性も女性も、同性の前では遠慮なく食べていたようですが、なぜか異性を前にすると少し遠慮するのか、食べなくなってしまうようです。
これは相手にどう見られたいかによると思うのですが、女性なら控えめに食べてしまうのは理解できますけど、男性までもが食べなくなるのは驚きです。
でも確かに自分で意識したことはないけど、異性の方と食事の機会があった際はいつもよりも少量、しかもさっぱり目の食事を選んでいたような気がします。
ですので結論、暴飲暴食をしてしまいがちの人は異性の方と食事に行く、もしくは異性の方も来るようなお店を選んで食事をしてみると、もしかしたら効果があるのではないでしょうか?
まぁこれは僕の考えですが、そこまでしないと欲求を我慢できないのは、日常に何かしら問題(職場・家庭内のストレスなど)があるか、中毒系を疑った方がよく、おそらく意識していても結局暴飲暴食が出来る場に戻るかと思います。
ですので、正直専門家に相談した方が早いと思いますね…。
注:新型コロナウイルス感染予防はしっかり行った上で他人と食事をしてください。外出を推進するものではないので、国や自治体の方針に従った行動をしてください。(2021年8月現在)
相手と会話している時は、相手のある箇所に注目!
いつも楽しくワイワイと会話していたはずの相手が、じつは自分のことがあまり好きではない、もしくは常に疑心をもって話をしていた。なんてことを他人伝いで聞いたり、なにかの拍子で聞いてしまったことなどはありますか?
実は僕はあります(泣)
うぶでシャイな青春時代の話ですが、いつも仲良く話をしていた異性がいて、僕もその人と話をすることがとても楽しかったのですが、ある時友人から「XXちゃん、友達にちきんまさのこと悪く言っていたよ」と伝えられました。
腹が立ったと同時に悲しくなりましたね。良好な友人関係が築けていたと思っていたのに、こちらからの一方的だったとわかってしまったので。
今であればもう少し大人な対応を取ればよかったと少し後悔しているのですが、僕はその人と喋ることはそれ以来圧倒的に減りました。
相手は悪口を言っていたことを僕が知ってるとは思っていないので、急に話をしなくなり困惑していたようですが、正直今考えればよくありがちな他人にからかわれてついはずみで暴言はいてしまった系だったのかもしれません…。
…とゆう僕の話は置いといて、このように良好な関係に見えたが実は相手はそう思っていなかったことって、よくある話ですよね。
そんな相手の本音や自分との距離感を知りたい場合、会話をしている相手の手や腕の動きに注目してください。
例えば立ち話をしている時、相手が腕を組んだりボケットに手を隠すなどしていた場合は、こちらへの警戒心がある、もしくはその人自身が一線を超えないように壁を作るタイプの人かもしれません。
逆に、相手が腕や手を隠したり組んだりせず、大きく広げていたりする場合は受け入れ態勢にいます。
座って話をしている場合ですが、手を少し重ね合わせるのはまだ大丈夫なのですが、拳を固く握っていたり、指でトントンと机を叩いていたりした場合、こちらを拒否している、話の長さなのかつまらなさなのかにイライラしている合図です。
他にも鼻をしきりに触っていたりすると、疑心暗鬼になっていたりもします。
相手が受け入れ態勢で好感もいい場合、手も腕もおおっぴらに出していることが多いです。
自分のことをどう思っているのか?今の話題は相手が興味があるのかどうか?ビジネスの場でも日常でも、相手の心を確かめる着目点にしてみてください。
ちなみに、女性が気になる男性と話したり向かい合う場合、しきりに前髪を気にする方が多いそうですよ。
僕も過去に戻って、実はあの人は前髪をしきりに触っていたのではないか確認してきます。
集団になればなるほど手抜きが見受けられるわけ
大人数の会議で発言する人はいつも同じ人。チームで行動する時、必ずあまり動かない人がいる。
このようなことを気にしたことはないですが?
そんな人の特徴として、やる気がなかったり目立ちたくなかったり他人任せの人もいるでしょう。
ですが実は、そんな人たちばかりが意識的に手を抜いていたわけではなかったのです。
人は集団行動や共同作業をするときに、無意識のうちに手抜きをしてしまうことがドイツの心理学者、マクシミリアン・リンゲルマンが発見したことで判明しています。
リンゲルマンが発見したことで名付けられた【リンゲルマン効果】と言う心理的効果があり、集団が大きくなればなるほど「他の誰かもやるのだから、手を抜いてもいいや」と無意識のうちに自分の力を弱くすることを言います。
例えば50キロの荷物があったとしましょう。一人だともちろん100%の力を入れる必要があります。2人になった場合、半分の力では済みますが手を抜いているとバランスが悪かったり、責任の所在がはっきりしているので、やはりここでも手抜きまではしません。
ですがこれがさらに大人数になり、例えば5人で持つ場合。これが単純に50 ÷ 5 = 10キロではなく、「他の人が持ってるし、添えるだけでいいや…」と頑張っているフリをする人が1〜2人でてきます。
これは荷物を持つ場面だけに限らず、先の会議の場面やチームでの行動の面でも出てきます。
しかも面白いことに、「じゃあやる気のある人だけ集めればいいじゃん」とゆう単純な解決策は通用せず、めちゃくちゃやる気のある人だけを大人数で集めた場合も、このような現象が起きてしまいます。
人間の面白い心理ですね。
ですので、会議の人数は多くても5〜7人がいいとも言われています。
大事なことを決める場合はもっと少ない方がいいかもしれませんね。
あとはよくリーダーがいいがちの「全員でこの大事な一つの案件をこなすんだ!」とゆう言葉。
一見これはチームの団結力をあげるような体のいい言葉に聞こえますが、実は「これだけの人数がいるから手を抜いても大丈夫だろう」と無意識に考える人を増やしていることになります。
ですので「XXはこれをしてくれ、XXはこっちのことをしてくれ」などと明確にその人がすることを決める。人数が個単位では管理できないほど大勢の場合は少人数で小分けして、そこからさらに1〜2人のチームに小分けするなどの対策をした方がいいかもしれませんね。
「XX分の1」ではなく「1人 X ○○=100%の成果」で考えることを常日頃から教えておくことも必要かもしれません。
意志や精神は鍛えられない…は嘘?
意志力や精神力、自己コントロール能力といった定義があります。成功者やリーダーにはこのような力がとても高い人が多いです。
ですが、それは生まれつき備わるもので変えられないものなのでしょうか?
心理学ではこのような一見個の性格や能力が大きく関わりそうなこれらの力は、後天的に鍛えようと思えば鍛えられることがわかっています。
例えば精神力は鍛えることができることがわかった実験ですが、内容は簡単で誰にでもできるものです。
日常の自分の欲から出た衝動を少しだけ、あくまで少しだけ抑制するだけです。
例えば僕が実際体感した例なのですが、僕は学生時代成績が悪く、「僕は人と比べて頭が悪く、勉強が苦手なんだ」と思い込んでいました。
ですが社会人になってからどうしても欲しい国家資格があって、今まで苦手としていた勉強を数年ぶりに取り組むことを決めました。
決めたのはいいのですが、今まで勉強を苦手としていたのでどうしても長い時間勉強することが苦でしょうがなく、他のやりたいことへの欲求が強かったのです。
ですので、「とりあえず5分やって、やりたいことを1時間ほどやろう」と怠け者の考えで始めてみました。
結果このやり方が功を奏しました。
とりあえず5分取り組んでみた結果、まず5分では終わりませんでした。
気づけば15分ほど取り組んでいて、驚いたことを覚えています。短い時間ではありましたが「実は集中力あるんのではないか?」と自信がつきました。
そんなことを1週間くらい続けていると、その後の行動は変わってきます。
1〜2時間くらい普通に集中できるようになってきたことはもちろん、ちょっとした隙間時間でも勉強するようになったり、朝早く起きて時間を作るようにもなりました。
米国大学のマーク・ムラヴェンが行った実験でも「甘いものが食べたい」という気持ちが起きたときに、「今日は我慢して明日食べよう」というように、少しずつ我慢する訓練を2週間参加者にやらせたところ、その後の自己コントロール能力のテストの得点がアップするという結果が得られたそうです。
このように、驚くほどキツい訓練などではなく些細なことでも、精神力や自己コントロール能力は鍛えられるのです。
精神力、自己コントロール能力の特訓は日常のあらゆるところでできます。
「今日はエレベーターは使わず階段のみ使用する」とか、「ビールを飲みたいけど、今日は我慢して明日は飲もう」とかですね。
前者は体力や筋肉をつけるいいトレーニングにもなりますし、後者はビールの量が減り家計を助けるだけではなく、ダイエットにも効果的です。
日常の少しのことで、自分がイヤだと思っていることを「少しだけ…」と取り組んでみればきっと、自分にはないと思っていた精神力や自己コントロール能力が鍛えられることでしょう。
キラキラネーム(DQNネーム)は親からの最悪の贈り物?
まず人の名前とゆう大事なアイデンティティを否定するような見出しであることを謝罪させてください。
ですが、これは親にも、名付けられた子にもかなり深刻な問題なのです。
米国イリノイ州の大学のアーサー・ハートマンは、おかしな名前をつけられた人がどんな大人になっているのかを調べる研究を行いました。
米国でも日本のキラキラネームのような変わった名前の概念はあります。縁起の悪い言葉やその人自身を否定するかのような意味の単語ですね。
そんなおかしな名前の男性88人と、一般的に多い普通の名前の88人を集めて、精神科医やソーシャル・ワーカー(生活相談員のようなもの)に判断してもらいました。
その結果、精神的に異常があると判断された人の割合いが、おかしな名前をつけられた人は普通な名前の人の約4倍ほども多かったようです。
結果、おかしな名前をつけられた人は、精神異常になる確率が高くなってしまうことがわかりました。
これは変わった名前をつけられたことにより、普通の名前の人よりも馬鹿にされたり否定されたり、イジメの対象になったりで、他人に対して閉鎖的になってしまう、自己肯定感が著しく低くなってしまうことが大きく影響しているようです。
かわいい我が子に自分の大好きな言葉やキャラクターの名前をつけたい気持ちは……すみません、僕にはわかりませんが、きっと愛おしすぎてそうなってしまうのでしょう。
ですが、子供の名前はSNSのようにプロフィール欄で簡単に変えられたり、ゲームのようにデータを消してやり直しが効くようなものではありません。親の娯楽ではないのです。
その名前をつけたことにより、我が子の将来にどのような影響があるのか?我が子が物心ついたとき、自分の名前を堂々と名乗れるような名前にできているか?自分がそのような名前をつけられた場合、どう思うか?
親であれば大切な我が子のことをしっかり考えて、名前をつけましょう。
終わりに…
人間に共通している特徴、面白いですよね?
誰一人同じ人はいないと思っていても、やはり人間として共通している特徴は心理学で解明されています。
これを知っていたら、日常がちょっと面白いし改善してより良い日々に変えることもできますよね。
僕は心理学が大好きで、これからも様々な心理学を学び続け、それらをこのブログでアウトプットしていくつもりです。
ちきんまさBLOGで心理学を学び、興味が出てくれる方が一人でも多くなったら嬉しいですね。
過去にも、ビジネスに役立つ心理学などを記事に投稿しています。
是非ご覧ください。
ちきんまさBLOG:【ビジネス心理学】ビジネスの場で多大な効果を発揮する心理学5選
コメントを残す