今回はMacでターミナルからRubyをインストールする方法をご説明していきます。
プログラミング初心者は特に環境構築に苦戦される方が多いです。
この記事を読んで苦戦することなく、Rubyの環境構築を済ませましょう。
Rubyをインストールする手順
まずはざっと、インストールする手順をご説明していきます。
手順としましては…
このような流れになります。
環境にもよりますが、全てを通して大体20分くらいで終わるかと思いますので、サッと進めていきましょう!
1:Homebrewのインストール
まずは『ターミナル』を開きましょう。
『Homebrew』のインストールから始めますが、まずは『Homebrew』がインストールされていないことを確認しましょう。
以下のコマンドを入力してエンターを押すと確認できますので、コピペしてください。
brew -v
確認すると『command not found:brew』と表示されたかと思います。
その場合はインストール作業に移りましょう。
もしも『Homebrew X.X.X』(『X』は数字が入ります)と表示されている場合は、すでにインストールされていますので、次の『2:rbenvのインストールと設定』に移りましょう。
では早速『Homebrew』のインストール作業に入るのですが、実は別の記事でこちらは説明をしています。
『Homebrew』は、MacBookの『M1チップ内蔵』のものだと、そのままだとインストールできない問題があります。
そのトラブルをどう対処するかが書かれていますので、もしもM1チップ内蔵のものであれば、上記記事をご覧ください。
この記事ではM1チップ以外、もしくはすでに対処済みを前提でざっと説明していきます。
まず初めに下記コードをコピーして入力してください。
/bin/bash -c “$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)”
参照:macOS(またはLinux)用パッケージマネージャー — Homebrew
エンターキーを押して少し経つと、再度エンターキーを押すことを求められるのでエンターキーを押します。
その後、パスワードの入力を求められます。
パスワードは使用しているPCにログインする時のパスワードです。
押しても何も反応はありませんが、ちゃんと入力されているので入力し終えたらエンターを押しましょう。
その後、数分でHomebrewのインストールは完了します。
下記のような画面が出ていたら完了です。
再度『brew -v』を入力し、インストールされていることを確認しましょう。
無事インストールされているので完了です。
2:Homebrewでrbenvをインストール、設定
続いて、『rbenv』のインストールに入ります。
rbenvとは、Rubyのバージョン管理ツールです。
プロジェクトごとにRubyのバージョンを切り替えないといけない場合に必要になるので、インストールしていなければならないツールになります。
こちらもHomebrew同様、まだインストールされていないことを確認しましょう。
rbenv -v
先ほど同様、『command not foundr:benv』と表示されていたらまだインストールされていませんので、このままインストールに移りましょう。
Rbenvのインストールはとても単純です。
まず、下記コードを入力し、エンターを押してください。
brew install rbenv ruby-build
インストールが始まりますので、しばらく待ちます。
上記のような画像が表示されたらインストール完了です!
再度『rbenv -v』でインストールされているかを確認しましょう。
『rbenv 1.2.0』と表示されているので、しっかりインストールされていますね!
次にRubyのインストールに入るのですが、その前にrbenvの設定を行いましょう。
echo $SHELL
上記コマンドを入力し、エンターを押してください。
実行結果で入力するコマンドが変わりますので、ご自分に合わせた設定方法に続いてください。
『/bin/bash』の場合
echo ‘eval “$(rbenv init -)”’ >> ~/.bash_profile
↓
エンター
↓
source ~/.zshrc
↓
エンター
『/bin/zsh』の場合
echo ‘eval “$(rbenv init -)”’ >> ~/.zshrc
↓
エンター
↓
source ~/.zshrc
↓
エンター
これらは実行しても特に反応はありませんが、設定はちゃんとされていますので下記画像のような画面が出たらOKです。
3:rbenvを使用してRubyをインストール、設定
最後にRubyのインストールを行なっていきます。
rbenbを用いてインストールしていくのですが、前述したようにrbenvはRubyの複数バージョンを管理することができます。
rbenv install —list
と入力すると、rbenvでインストールできるいくつかのバージョンが確認できます。
今回(2022年2月現在)は『Ruby 3.1.0』をインストールしていきます。
インストールはとても簡単です。
下記コマンドを入力し、エンターを押してください。
rbenv install 3.1.0
すると、画像のようにインストールが始まります。
インストールはそこそこ時間がかかります。
僕は環境のいい場所でしたのですが、大体10〜15分ほどかかったかと思います。
インストールが終わりましたら以下のコマンドを入力してください。
rbenv versions
インストールされているRubyのバージョンが確認できます。
その中に『ruby 3.1.0』と出ていたら完了です。
最後に、『Ruby 3.1.0』を使用する設定をしておきます。
rbenv global 3.1.0
上記コマンドを入力してエンターを押してください。
これで設定は完了です!
4:エディターで確認してみる
では実際にエディターで動くところを確認してみましょう。
使用するエディターは『Visual Studio code』、通称『VScode』です。
流石に『Hello!World!』はプログラミング入門で常識すぎてなんだかなぁ…って感じなので、ちょっと対抗?して軽い自己紹介文にしてみました。
ちなみにプロゲートなどの学習サービスで最初の方に出てくるような内容です。
コードを入力し終えたら『ターミナル』→『新しいターミナル』を開いて実行してみましょう。
ちゃんと実行できてますね。
ちなみにVScodeの設定状況によっては上記の『ターミナル』『新しいターミナル』は英語表記されています。
あとは拡張機能のひとつである『Code Runner』はインストールしておくといいかもしれません。
Rubyだけではなく、様々な言語に対応しており、コードを簡単に実行できる拡張機能です。
正直Code Runnerの方が簡単で実行しやすいのでこちらをおすすめします。
【まとめ】終わりに…
Rubyのインストールは無事完了しましたか?
再度手順の確認として、
1:Homebrewのインストール
2:Homebrewでrbenvをインストール、設定
3:rbenvを使用してRubyをインストール、設定
の3ステップになります。
環境構築の中でも簡単な方かと思います。
これからたくさんRubyのオリジナルプログラムを実行していきましょう!
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